2008年01月15日

La Passion pour les filmes  映画愛

paris.%BB%A3%B1%C6%A4%CE%B9%E7%B4%D6%A4%CB%A3%B1mini.JPG


先日偶然つけたテレビ「英語でしゃべらナイト」にグリーナウェイ卿が出演していた。
映画監督ピーター・グリーナウェイ、80年代に「英国式庭園殺人事件」(1982)(原題は確か、画家の契約・The Draughtsman's Contract )で出遭ってから、いつも新作が愉しみだった。映像美と不条理と倒錯とエスプリの効いた台詞、自分には一度見たくらいでは理解できない作品群だけど、BGMにマイケル・ナイマンやヴィム・メルテンスの曲が被ることで、スクリーンがオペラコミックの舞台のように劇場性を帯びてくる。初期の作品「英国式庭園殺人事件」は17世紀バロック期の貴族の城館とその広大な庭園を舞台にしたセミ・ミステリー物語なのだけど、何度か観ていてもいまだ真犯人が解らないでいる。劇中、庭園の彫刻に扮した人物がちょこまかとうろつくが彼は誰なのか?城主なのか?でもストーリーや謎解きよりも、他の作品同様、この作品にも息づく、歴史ものなのに現代劇のような、時代背景を超えたこの監督の世界観が一番面白い。多次元のルービック・キューブのような愉しさと味わいを備えた映画だと思う。
グリーナウェイ作品が持つ共通の世界観、根底にあるのはおそらく、耽美と欲望そして死へのオブセッシォンなのだろうけど・・・・

他作品では「数に溺れて」「建築家の腹」「プロスペローの本」「コックと泥棒・・・」「枕草子」などがある。

そして、おそらく7〜8年ぶりの新作にあたる「レンブラントの夜警」が近々公開される。できれば今回は、久々に映画館でまじめに鑑賞してみたい。

♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ ♪ ♪♪ 

とはいっても、まじめな映画好きな方には申し訳ないけれど、寝そべって観る快楽を知ってしまった身、想い入れのある作品をDVDで見直すのは、リラックスできるし、肩に力が入らない分それまでは思い至らなかった細部に気付く僥倖があったり、で楽しみは尽きない。それに残念ながら近くで懸からない作品も多い。やはり劇場で観て、部屋でまた観てというのが良いのかな?わかりませんが・・・人それぞれの愉しみ方があって良いですよね・・・・映画への愛は変ることはないけれど、この頃は、難しいことは考えないでリラックスして愉しめればそれが一番いいなと思う。

2008年01月09日

雪や〜!コンコン・・・・

%A5%D9%A5%EB%A5%B5%A5%A4%A5%E6%A3%B1%A4%AC%A4%C4%A3%B2.JPG

白い雪が街を染めた。
「そうだ!ヴェルサイユに行こう!!」 と一念発起、蚤の市で見つけた分厚いコートでトドの着ぐるみのようになり、カメラとウォークマンを持って列車に乗り込んだ。
夏の間知人たちを案内してボート遊びをした運河の上を歩いてみたかった。

礼拝堂や鏡の間を素通りして庭園に出る、雪が積もって、子供たちもわんこも元気倍増・・・万国共通です。  

まっすぐに運河を目指して歩く。靴の中に浸入した雪が解け始めて足が冷たい・・・普段履きの靴で来たことを後悔するが、といって防水の靴を持っているわけでもなし・・・

ようやく、十文字型に切られ周囲を木立に囲まれた運河にたどり着いた。 早速縦断開始!・・・ポケットに両手を入れたまま、助走をつけて滑ってみる・・・バッカですね〜、でも、 たのしい!!!・・・時折、氷が冷えて膨張し軋む、乾いた音が辺りの林に響き、浸透していく・・・・細身の外套を着た男性が2人ダルメシアンを連れて散歩している・・・ショスタコビッチの弦楽四重奏が聴こえてきそうな風景・・・投げられた木の棒を追いかけて犬が氷上を滑り回るさまが滑稽で愛らしい・・・・
トリアノンからプチトリアノンを巡りイギリス庭園へ・・・東洋のトドはワシワシと進む。

両足の感覚はもう殆どに無くなっている。歴史を見続けてきたであろう樫の巨木、その枝振りを愛でる間も無いまま、柔らかく透き通った陽が傾き始めると瞬く間に夕闇が押し寄せてきた。 振り返り仰げば宵の明星が静かに瞬いている・・・今夜は此処に泊まってしまいたい・・・・・

閉門を知らせる笛の音に追い立てられ出口に急ぐ・・・息はゼイゼイからコンコンとなり・・・
翌日から3日間寝込むことに・・・アハハ、

皆様、風邪に気をつけて冬を愉しんでくださいね。風邪気味の方はお大事に、早く良くなるといいですね。

%A5%F4%A5%A7%A5%EB%A5%B5%A5%A4%A5%E6%C5%DF%A3%B1.JPG


最近の記事

Profile

デリカ・オーバンマリー(お母さんのお鍋)は静岡市にあるお弁当とお惣菜・デリカのお店です。お肉お魚とたっぷりのお野菜や穀物をバランス良くおいしく召し上がっていただくためのメニュー作りをしています。

オーバンマリーウェブサイト
http://www.au-bain-marie.jp/